松本1996年刊行の市場町史でたまたまこのかっちぇ谷を発見したことがこの記事のきっかけでして、由来が気になるので調べてみることにしたんですね。

そこで、1955年刊行の大俣村史を見てみると「桂恵谷」なる谷を発見しました。
松本そうです!そして、「桂恵谷」は「かつえだに」と読めます。それが転じて「かっちぇだに」になったのではと推測しました。ですが、よくよく市場町史と大俣村史を比較してみると・・・

大俣村史の『桂恵谷』の場所と市場町史の地図で合致するのは『かくれ谷』だったんですよね。この場合、『かくれだに』が『かっちぇだに』に転じるというのは少し無理があって、謎が深まったんでしたね。
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目次
わかったこと:かっちぇ谷=「桂恵谷」だった。
松本さて、早速ですがかっちぇ谷=「桂恵谷」であることがわかりました。資料に『かっちぇ(桂恵・桂柄)』と併記されていたんです。

この南のかっちぇ(桂恵・桂柄)谷を越すと・・・
引用元:市場町の文化財 道しるべと町石(56ページ)

おお!じゃあ市場町史のかっちぇ谷と大俣村史に記載されている桂恵谷は同じだったってことですね。
松本そのようです。ということであらためて地名の由来に関する推測です。
【1】「桂恵谷」はもともと「かつえだに」という地名だったが、それが「かつえ」→「かっつえ」と転じて、口伝えの中で「かっちぇ」になった?
【2】逆に、かっちぇ谷という名が付いていたがそこに漢字をあてはめたか。この場合、「じゃあかっちぇって何なのか」という謎が生まれるわけですが。
引き続き詳しく調べていこうと思います。
続報をお待ちください。
(参考文献)市場町の文化財 道しるべと町石
(文章)松本剛
