
松本うーん

どうしたんですか編集長?
松本いや、ずっと気になってることがありまして。市場町大俣地区に「かっちぇ谷」という谷があるんですよね。でも、「かっちぇ」って、なんだろうって。

不思議な地名ですね、かっちぇ谷・・・
まちを細かくみていくと、不思議なものとの出合いがしばしばあります。今回ご紹介する「かっちぇ谷」もそのひとつ。果たしてその不思議な地名の正体とは…
かっちぇ谷の謎をひもとく資料を発見!と思いきや…
松本はじめに「かっちぇ谷」の場所(想定)です。大俣地区にある実相寺の少し北側。東側にある僧都谷(そうずだに)の向かいあります。で、ある日それとなく大俣村史を見ていますと・・・


松本左側・大俣村史の画像中央部分をご覧ください。「実相寺」卍の記号のすぐ北側、かつ僧都谷の向かいに「桂恵谷」とあります。
仮にこれを「かつえだに」と読むとして、年月を経るにつれて「かつえ→かちぇ→かっちぇ」と読みが転じたのかなと推測しました。

なるほど!面白い考察ですね。…ちなみに編集長。右側・市場町史内の赤丸の28番が「かっちぇ谷」で30番が「僧都谷」なのは凡例でわかりました。でも、大俣村史と違って僧都谷の真向かいにはありませんよ?真向かいにあるのは36番の「かくれ谷」です!
松本えっ

うん、位置的に正しいのは36番「かくれ谷」ですね。じゃあ桂恵谷(かつえだに)が転じて「かくれだに」になった…?
松本なんとももやもやする結果に…かつえが転じるとしたら「かくれ」じゃなくて「かっちぇ」な気もしますけれど。

大俣村史には「かくれ谷」が無いんですよね。文字通り隠れてて、大俣村史時代には掲載されなかったのでしょうか。謎は深まるばかり。
松本「かっちぇ谷」の由来を追っていたはずが、新たな地名ミステリーの迷宮へ…

ある程度の誤差はあるんじゃないですか?こういうのって。
松本うーん、しかしどうせだったらしっかりと調べてみたい気もします。これ、申し訳ありませんがシリーズ化します。次回がいつになるかは不明ですが、関係者の方に聞いてみようと思います。
参考文献:大俣村史、市場町史
(文章:松本剛)
