
奥之院八祖大師ってどんな場所なんですか?あと、普通の靴で行っても大丈夫ですか?山道を歩かなければいけないって聞いたので…
松本という方に向けて、実際に歩いてきましたのでこの記事でご紹介してまいります。ちなみにスニーカーでも大丈夫ですが、登山靴をお持ちでしたらより安心ですよ。
徳島県阿波市市場町にある、四国八十八ヶ所霊場第10番札所「切幡寺」の奥之院八祖大師。弘法大師空海によって開かれた真言宗は、八人の高僧を経て伝わったとされていて、これを真言八祖と呼びます。そして、その真言八祖をまつっているのがこの奥之院です。この場所は、切幡寺大塔の脇にある山道の先にありますが「どんな道なのかわからないのでちょっと怖いかも…」という声を聞きましたので、この記事でイメージをつかんでいただけたら嬉しいです。
ちなみに今回は、ふもとの切幡寺の門前町から歩きました。「奥之院の山道だけ教えてほしい」という方がいらっしゃったら目次から飛んでくださいね。
それでは、さっそくまいりましょう。
奥之院八祖大師 (切幡寺奥之院)をたずねて
松本この段落からは奥之院までの道のりを区間に分けてご案内します。時間も添えていますが、あくまでも「目安」としてお考えください。途中のカメラ撮影時間も込みなので、 ご参考としていただければ幸いです。
切幡寺門前町から山門まで(目安時間:約10分)

松本さて、それでは歩いていきましょう。普段運動不足気味の方は目的地まで少し大変かもしれないので、無理せずに歩きましょう。


けっこう急な坂ですね💦
松本ですね💦前傾姿勢で歩くと少し楽になりますよ。

松本平坦な道になりました。奥に見えるきれいな建物はスモトリ屋さんです。お店の方にはいろいろとお世話になっております。とても親切なご主人やお店の方々があたたかく迎えてくださいますよ。お遍路の方はぜひ、立ち寄ってみてください。

編集長、左側に何かあります!


安い!というか、無人販売!?
松本びっくりしたかもしれませんが、徳島県ではよくある風景なんですよ。もちろんこの阿波市でも。いいなって思ったらぜひ、ご購入くださいね。それでは先に進みます。


松本ちなみに手書き看板にもありましたがこの道、車で切幡寺の近くまで登ることができます。と思ったら・・・

あ、工事中ですね💦
松本私たちは歩きなのでこのまま真っ直ぐ進みましょう。もし車で来られた方もご安心を。この工事現場を左折すれば違うルートで切幡寺まで行けます。


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・・・・・・・・・
松本だ、大丈夫ですか?ほら、カーブミラーをよく見ると山門が映ってますよ。

あ、じゃあもう少しですね!
松本えっと、そこから333段の階段を登って、さらに数十段の階段を登って、最後に山道を歩けば目的地です。

(無言で振り返る)
松本か、帰らないで

松本お疲れ様です!切幡寺の山門に到着です。さあ、ここからが本番ですよ!

が、がんばります…


わ!綺麗に咲いてます。しだれ梅ですね!
松本春はもうすぐですね!ちなみに奥に見えているのは「八大龍王堂」です。今回は割愛します。
山門から333段の階段を経て本堂まで(目安時間:約10分)

松本さて、ここから333段の階段を登ります。切幡寺本堂まで290メートルとありますが、登り道なので数字以上に遠く感じるかもしれません。もし辛い時は休憩をはさみながら登りましょう。


こうなったら気合いで頑張るしかない…!
ん?杖無し橋?

松本杖無し橋の由緒を簡約すると、次のようになります。
大阪に住む25歳の女性が、1920年(大正9年)に流産をして以来脚気で歩行困難になった。そして、不幸にも父親も亡くなり孤独となった。その様子を見たある人は女性に「いろいろと面倒を見るから、一緒にお遍路に行こう」と誘う。誘いを受け、お遍路をはじめた女性は道中がんばって歩くも足は痛み、杖を使っても耐えきれないほどだったという。しかし、「弘法大師のご加護にすがって行けるところまで行こう」と歩くことにした。
やっとの思いで10番札所切幡寺に到着したところ、急に心が清々しくなり気がつけば彼女は杖が無くても歩けるようになり、その勢いで山上の本堂まで登り切った。同行していた人たちはこれを見て泣いて喜んだという。

悲しい出来事を乗り越えた女性の姿を思うと、何だか力をもらえますね。
松本そんな思いもこもった杖無し橋をありがたく渡り、階段を登りましょう。

松本これより333段!さあ出発です。

松本帰り道途中のお遍路さんがいらっしゃいますね。
松本「「お疲れ様でした!お気をつけてお帰りください」
Ω Ω <「ありがとうございます、がんばってのぼってくださいね」

お遍路さんのお言葉、とてもありがたいです✨

松本お堂に到着です。ここでは「経木」という木に先祖の名前を書いて、そのうえから水を流す「経木流し」をします。先祖の供養が目的ですね。ちなみに、春分の日と秋分の日に行います。(屋台も出て、とても賑わいます)

なるほど。さて、階段はあと・・・234段!
松本がんばりましょう!


編集長、左側から「キーキー!」って鳴き声がするの、気のせいですか?
松本いえ、気のせいじゃないですね。おそらく「猿」かと。もし猿が現れても目を合わさないようにご注意を。

ひい・・・その慣れてる様子、地元の人間って感じがします

松本女やくよけ坂です。後少しで本堂に到着ですよ!


男やくよけ坂、これを登ったら・・・・

松本まずは切幡寺・本堂に到着です。礼拝をした後、切幡寺の方に記事掲載の許可をいただきに行きます。(無事、許可をいただきました)

達成感がすごい!不思議と疲れを感じないです、杖無し橋の女性の話はこういうことだった・・・?!
松本気分がいいですもんね。少し休憩をしてから本堂左手にある階段を登りますよ。
本堂から切幡寺大塔まで(目安時間:3分)

松本それでは階段を登って、まずは「切幡寺大塔」へ行きましょう。

松本「👈奥之院」とありますね。少し急な階段です、ご用心を。


松本おっ!左手をご覧ください


市場町が見渡せますね!いい眺め!
松本おっと。階段なので足元にご用心を。さて、切幡寺大塔につきましたよ。


おおお、これまた立派な・・・
松本切幡寺大塔ですね。こちらも今回は割愛します。(詳しくはまた、別の記事でご紹介するかもしれません。)それではこの塔の奥に進みましょう。すると、奥之院八祖大師の道しるべが見えてきますよ。
奥之院八祖大師へ (目安時間:3分)

松本「👉奥之院八祖大師 是(これ)より80メートル」とあります。さて、ここからが本番の山道です。今回は私は登山靴を履いています。

私は登山靴を持っていないので、ニューバランスのスニーカーですよ。実際にレポートします。では編集長、行きましょう!

松本こちらの柵は鍵がかかっていません、開けて進みます。

松本2026年2月の山道はこのような感じです。次に、つきあたりを右に進んでいきます。

松本しばらくこのような坂道が続きます。「落ち葉」は滑りやすいので登山靴を履いていない方はご注意を。

スニーカーだとちょっと滑りやすいですね・・・。


あっ、あの白い建物って・・・!
松本奥之院八祖大師ですね!もうすぐですよ!



やったー!到着!
松本お疲れ様でした、奥之院八祖大師 (切幡寺奥之院)です。中身は撮影許可をいただいていないので写真はありません。申し訳ありません。内部には真言八祖(1.龍猛(りゅうみょう)/ 2.龍智(りゅうち) / 3.金剛智(こんごうち) / 4.不空(ふくう) / 5.善無畏(ぜんむい) / 6.一行(いちぎょう) / 7.恵果(けいか) 8.空海(くうかい))の像が祀られています。どうぞ、この場所を実際に訪れて確認してみてください。

松本ちなみにこちらはお堂の横にありました。弘化二年(1845年)に設置されたものです。
おすすめの服装や準備物について

スニーカーでも行けますが、登山靴を履けばよかったと思っています。
松本あとは雨具や着脱しやすい服装ですかね。思った以上に身体を動かすのですぐに暑くなりそうです。トイレや自動販売機は本堂付近にありますのでそのあたりはご安心を。
むすび
松本奥之院八祖大師 (切幡寺奥之院)をたずねてと題して記事をお届けしてまいりました。ここまでお読みいただきありがとうございました。

奥之院八祖大師 に実際に行ってみようかなという方にとって、有益な情報をお届けできたのであればとても嬉しいです。
(取材・松本剛)
