8月17日木曜日、阿波市立市場図書館様のスペースをお借りして市場町のまちおこし・まちづくりについて気軽に気楽に楽しく話し合う「よりどころ(17回目)」を開催いたしました。市場図書館様、いつもご協力いただきありがとうございます!
この日、まず話題にあがったのが「町の境界線」について。この阿波市は、「阿波町」「市場町」「土成町」「吉野町」の四町が合併して生まれた市なのですが、各町に住むひとはついつい「それはうちの町の話じゃないよね」と境界線を引いて話をしてしまう事があるねとあるメンバーの方。それに対して他の方からはさまざまなご意見が出て、議論は白熱しました。
その他、「世代間の関わりについて」「ふるさとを離れても、あるイベントの時だけはかならず帰ってくるような、そんな行事は作れないか」「ひとはどうしてふるさとに戻るのか、戻らないのか」といった話題があがりました。最後の話題については、私の場合、いい思い出や記憶がたくさんあったので自然と市場町が好きになり、気がつけばUターンしていました。もちろん、仕事や家庭の事情などなど、さまざまな要因が絡み合う話なので一概に言える話題ではなく、いい思い出や記憶がたくさんあるだけで人はUターンするだろうと断言するつもりはありません。が、「地元に戻ろうかな?」と思うひとつの要素にはなると信じています。そんな、ふるさとが好きになるような、きっかけとなる何かをいろんな形で、今後お届けできたらいいなあとしみじみと思いました。
ちなみによりどころ閉会後、ある方が「脱線しちゃってごめんなさいね」と私におっしゃってくださいました。いえいえ、とんでもございません!むしろ話題の脱線は大歓迎です。どんどん脱線してくださいませ。話題が脱線している時にこそ、思いもよらない発見や気づきがあると信じておりますので。むしろ、そんなふうに話が脱線できるように、気楽でゆるい雰囲気を今後も作っていけるようにがんばりたいと思います。
(文:松本剛)