松本突然ですが、「県外」って言葉。徳島県人はよく使うもののひとつです。

はい、普通に使ってます。でもどうしたんですか、急に。
松本「今更やけど、『県外』って言葉。違和感ある」と妻が言うんです。「普通にある言葉だし、みんな使ってるんじゃない?」と言うと「いや、そうなんやけど。よう使ってるよなあ徳島の人って思って」だそうです。

大阪出身の方ならではの視点。面白いですね
松本ということで、「阿波弁コラム」という形で少しだけ「県外」という言葉と向き合ってみました。
「県外」という言葉について
そもそもの意味について
松本わざわざ書く必要も無いかと思いましたが念の為。
県外とは下記の通りとなります。

はい、これは認識通りですね。
徳島県人にとっての「県外」
松本ということで、ここで言う県外は繰り返しになりますが「徳島県では無い都道府県」を指します。例えば成人式で久しぶりに会った友人との会話はこんな感じでした。
*「たけっちゃん久しぶりやなあ、元気にしよったん!」
僕「してたしてた。そっちは?」
*「ほりゃ元気じゃよ。家の跡継いで働っきょうよ」
僕「ええなあ!」
*「たけっちゃんは今何しよん?県外?」
僕「そうそう。大学行っきょうよ。滋賀県に住んどる」
*「ほうなんや!」

あ、こんなふうにナチュラルに「県外」って使うんですね。
松本そうです!本当に、当たり前のように使ってました。地図を見ていただければわかりますが、徳島は山と海に囲まれているので、「境界線」をしっかりと感じてしまうのかもしれません。
大阪出身の妻の場合
松本で、妻の場合ですが、徳島に来るまでは「県外」という言葉はほとんど使ったことがなかったそうですし、聞いたこともなかったそうです。

これ、面白いですね。
松本僕も思い出したんですけど、東京と神奈川に13年住んでいましたがあちらでも「県外」なる言葉はあまり聞きませんでした。自治体の境界線があって無いような感覚と言うのでしょうか。エリア全体でまとめてみていたような気がします。東京も神奈川も千葉も埼玉も、普通に行動範囲内でしたからね。関西に住んでいる人もきっと同じような考え方をしていたので、「県外」という言葉を耳にしなかったのかもしれません。
使う言葉で見えてきた、意識と環境の違い

もしかして、公共交通機関の発達度合いも影響してるんですかね?
松本ああ、それはかなり影響しているかもしれませんが、結局のところなぜなのかは私もわかりません。ただ僕に関して言えば、「県外」という言葉は自然に使うものであって、ネガティブな意味は込めずに使っています。

あくまでも、ですね。
阿波弁の一覧記事もあわせてどうぞ。

むすび
「県外」を起点にした阿波弁コラム、ご覧いただきありがとうございました。前回の記事の「揚げパン」もそうですが、外の視点が絡むと次々と面白いことが出てきますね。
今後もそんな気づきを見つけたら、記事にしてシェアさせていただきますので引き続きお付き合いのほどよろしくお願いします。
(文章:松本剛)
