
ものすごく素朴な質問なのですが、市場町に人が住み始めたのっていつなんですか?
松本結論から言いますと、約1万5千年から2万年前であるとされています。

えっ、そんなに昔から人が!?
松本はい、これには根拠がありまして。早速ご紹介しましょう。
市場町っていつから人が住んでいるのだろう?
結論
松本繰り返しになりますが、市場町に人が住み始めたのは約1万5千年から2万年前であるとされています。日本史でいうところの、「旧石器時代」にあたります。

そういうのって、どうやって知ることができたんですか?
松本ずばり、発掘調査(はっくつちょうさ)です。
市場町内の、特に洪水被害を受けないような台地で多くの「ナイフ型石器」が見つかりました。このナイフ形石器を調べると、約1万5千年から2万年前のものであること、そして大部分がサヌカイトで作られたことがわかっています。

サヌカイト?
松本和名で言うと「讃岐岩(さぬきがん)」です。讃岐は香川の昔の国名ですね。名前の通り、香川県や大阪府と奈良県の境にある二上山周辺で採ることができるそうです。また、たたくと「カンカン」という音がするので「カンカン石」とも呼ばれます。ちなみにこのサヌカイト、徳島では採れません。

あ、じゃあ香川県やその他の場所から市場町にやってきたんですか?
松本もしくは、ここに住んでいた人がサヌカイトの話を聞いて、遠出して採りにいったかどちらかですね。

車も自転車もない時代に・・・すごい。

松本ちなみに主な発掘場所としては、「上喜来遺跡」「平地遺跡」「上野段遺跡」があります。

遺跡っていうと教科書に出てくるような場所を思い出しますが、通学路だった場所のどこかにもあったって考えたら・・・ちょっと面白いですね!
松本そう思ってもらえたら嬉しいです!何気ない日常の中に、いろんなものが隠れている。そう考えながらまちを歩いてもらえたら嬉しいです。ということで、今回の記事は以上になります。今後機会があれば、阿波市内にある数々の遺跡についてもご紹介していければと思っています。その時はまた、よろしくお願いします。
参考文献:市場町史
(文・写真:松本剛)
