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さて、よりどころメンバーの湊さんと私はこの10月20日(金)に、阿波市市場町の「若宮神社」にて、こどもみこしイベントを開催しました。今回のイベントに多大なご協力をいただいた若宮神社の皆様、市場かもめこども園および保護者の皆様、本当にありがとうございました。もちろん、イベントにお越しくださった皆様にも御礼申し上げます。
本記事では、こどもみこしイベントの経緯を簡単にまとめております。もしよろしければ、お読みくださいませ。
※こどもみこしイベントはACN週刊ニュースに取り上げていただきました。ありがとうございます!
はじまりは、何気ない一言から。
「こどもみこしイベントがやってみたいです」
6月に開催した15回目のよりどころにて、そう提案してくれたのはメンバーの湊さん。こどもたちが元気にみこしを担いで練り歩く姿を見てみたいという彼女に、「えっ、いいですねそれ!ぜひやりましょう!」と即答する私。計画が、始まった瞬間でした。
さて、みこしといえばやっぱり神社。アイデアを固めた私たちは、市場公園のおとなりに鎮座している「若宮神社」の氏子総代さんに企画を持ち寄りました。すると、総代さんも同じ事を考えていらっしゃったことがわかり計画は一気に加速。今回はイベントまでに、総代さんのアイデアで「やさいみこし」を2つ作ることになりました。そして、この勢いで市場かもめこども園様にもこのイベント企画を提案したところ、「それはいいですねえ!ぜひぜひ」とご快諾をいただきました。こう振り返ってみると、すべてがいいタイミングだったなあと驚きます。
そしてむかえたイベント当日。宮司さんのご厚意によるおはらいで心を清めたあと、みこしのねりあるきが始まりました。「わっしょい!わっしょい!」という大きな掛け声が響き渡り、あたたかな雰囲気で包まれた若宮神社の境内。私もこども園の生徒さんと一緒に掛け声を出したのですが、なんとも気持ちがいい。心が晴れ渡っていくような、不思議な感覚を覚えました。そういえば屋外でこんなふうに大声を出すことって、久しくなかったような。
なお、イベントは1時間ほどで終了。緊張のあまり疲れ切っておりましたが、心地いい達成感で満たされました。何より氏子の皆さんが「松本さん、やってよかったなあ」と言ってくださった時は本当に嬉しかったです。
そう、本当にやってよかったです。なにより湊さんの提案と行動がなければ生まれなかったこのイベント。あらためて、感謝したいです。
「思い出」になるような、時間を。
後日、こども園の生徒さんが私に「みこし、かつげて楽しかった!」と言ってくれました。みこしを担ぐと言うある種の非日常は、その子の記憶の中でじっくりと、ゆっくりと咀嚼されていて、いつしか「思い出」と呼べるようなものになるかもしれない。そう考えた私は、ひとり感慨深い気持ちになりました。
これからもそんな、思い出になるような時間やきっかけをお届けできればと思っております。